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鋼のメンタルの話

おとといモツ鍋を食べたくなった僕は、昨夜大学時代の友人A氏を片道2時間かけさせて呼び出したものの、そのときには早くもモツ鍋への思いは冷めており、結局安い焼肉の食べ放題へ強引に向かった。モツ鍋を食べようと誘われそれに乗ったからには、A氏の心中でも何かしらモツ鍋に対する思いが高まっていたはずだが、僕はそれを少しも気にすることなく踏みにじった極悪人である。そういうときは、帰りの電車の中で「もしかしてあいつ、本当は結構モツ鍋食べたかったんじゃないか…?」と不安になる。遅いのである。その場その場で常に人に気配りができる男に私はなりたい。

僕は最近の人間関係や仕事のことをA氏に相談して、散々愚痴った挙句に「こんなどうしようもないこと言われても困るよね…すまぬ…すまぬ…」と勝手に謝罪をするかなり面倒くさい奴であった。というかここに書き直している時点でまた面倒くさい奴であった。ということを自覚していますとわざわざアピールする時点でやはり面倒くさい奴であった。そんな面倒くさい奴に対してA氏は何かしら声をかけてくれたような、黙って頷いていただけのような、まあそんな気がするが、どちらにしろ相手をするだけなかなか大した男である。対して僕ときたら、A氏が話しているときは割り箸の袋とおしぼりの袋をひたすら三角折りにし続けており、蔑ろにしていた気がするので、これもまた帰りの電車の中で反省した次第である。ちなみにこの手の反省が活かせたことはない。

焼肉屋を出て二軒目を探したが、そこはさすがの金曜夜でありどこも空いていない。いや「どこも」という表現はおかしい。なぜなら、A氏が提案する店を僕がことごとく「ここは格式が高い」「店員がDQNくさい」「オシャレすぎて死ぬ」などと難癖をつけ却下したので、選択肢がそもそもわずかだったからである。僕は「こいつ何処も行けねえな」と自分に対して思った。結局何やかんや店を見つけて入って、しかし焼肉の食べ放題の後である。そんなに食べられるわけもない。隣の席でサラリーマンのグループが化物語艦これだと話していたのを盗み聞きして「あんな真っ当な方々もアニメを観るんだなあ」と感心しつつ、流されていた天才バカボンの実写ドラマをダラダラ視聴して「そういや一週間前に大学時代の人たちとやった飲み会だけど、関係ない人がひとり紛れてたらしいよ」という話をした。僕の記憶によると、その人は三軒目のお店を出て解散した深夜3時までいたのである。驚愕して、僕もそのようなメンタルが欲しいと思った。終電が近づき、最終的にチョコバナナパフェと白玉パフェを注文した。注文したときに「お時間かかりますが大丈夫ですか?」と聞かれ、快く頷いたが、まさか30分もかかるとは思わなかった。「パフェを作るのにこんなに時間かかるものかね」「まさか白玉をこねて茹でてるのでは?」「まさか」「まさかね」「「HAHAHAH!」」そのまさかであった。運ばれてきた白玉は少し温かかった。僕らはそれを急いでかきこんだあと、重いお腹を引きずりつつギリギリの終電に向けて走った。泣きそうだった。
明日からまた頑張ります。

おわり