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Medapani Blog

メダパニブログ

100戦1枚、苦行の闇のゲームの話

こないだ「最近何のアニメを観ていますか」という話になり「遊戯王の再放送かな」と答えたら「そういうことじゃなくて今期のアニメですよ」と言われた。遊戯王の再放送は今期のアニメではないのだろうか。甚だ疑問である。録画を追っている範囲では、闇バクラvs闇マリクという熱い脇役試合に決着がついたところ。闇バクラファンの僕としては、すでに知った展開といえど手に汗握る決闘(デュエル)であった。闇バクラの負けっぷりは毎回カッコいいのである。

……と、書いていて思ったが、遊戯王を知らない人からすると「闇バクラ」と「闇マリク」の違いがわからないのではないか。兄弟か何かのような字面である。というか「闇〇〇」という呼称は結局公式なのだろうか。僕の記憶によると、ゲームボーイ版デュエルモンスターズ1の時点で「闇遊戯」とクラスのみんなが言っていたのを盗み聞きしていたと思うので、その頃には「闇〇〇」という呼び方は定着していたと思われる。

また話が飛ぶが、ゲームボーイ版デュエルモンスターズ1といえば、今思えば当時なぜハマっていたのか疑問しかない。遊戯や海馬といった原作お馴染みのキャラクターと対戦して勝つと1枚カードが貰え、デッキを組み替えて強くしていくというのが基本的な流れ。同じキャラクターを100回倒すと、そのキャラのメインカードが貰えるので、ひたすら同じキャラと対戦を繰り返す。当時遊戯王どころかジャンプの存在もほぼ知らなかったというのに、僕は弟が気まぐれで買ってきたこのゲームを弟よりプレイしていた。最初に100回倒したのは城之内くんで、貰えたカードはレッドアイズだったはずである。はずであるというのは、ぶっ続けで100回対戦して最後らへんはほぼ魂が抜けていたから。まさに闇のゲームである。

ゲーム自体もかなり単調で、もはや記憶もおぼろげだが、現実の遊戯王ルールではなかった(というか、当時遊戯王カードが出てたかも怪しい気がする)。単純にモンスターの攻撃力と守備力を比べるだけ。しかも残念なことに、当時うちは親の方針で携帯ゲーム機の所持が禁じられていたため、スーパーゲームボーイしか保有していなかった。スーパーゲームボーイとは、スーパーファミコンと連動させることでテレビ画面でゲームボーイソフトをプレイできるという画期的マシンであったが、致命的な弱点を持っており、ゲームボーイの特徴たる通信対戦ができないのである。こういった対戦カードゲームは友達と通信対戦できてなんぼというもの。それができない場合、楽しいのかどうかもよくわからない対戦をNPCとひたすら繰り返すゲーでしかないのである。苦行以外のなにものでもない。ちなみに当時、この弱点を解消して通信対戦可能になったスーパーゲームボーイ2もすでに発売されていたが、たしかゲームボーイ版デュエルモンスターズ1の説明書には「スーパーゲームボーイ2の通信機能には対応していません」という断りが書かれていたはずなので、我が家のデュエリストはどちらにしろこのゲームで通信対戦はできなかったことになる。というかよく考えたらそもそも通信対戦できたとしても当時から対戦相手になってくれる友達がいなかった。闇のゲームにもほどがある。

ともあれ僕は、そんな遊戯王の再放送を毎週観ており、闇バクラがカッコよく負けてしまったことに快感を覚える者である。こんなにも人の心と思い出を揺さぶるアニメなのだから、再放送といえど今期アニメでいいじゃないか。

おわり