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Medapani Blog

メダパニブログ

なぜかピンポイントでの話

たとえば本屋さんに行ったとき、お店全体としてはわりとガラガラなのに、自分が欲しい本が刺さってる棚の前に限って人がいるんですよ。

「すみません、ちょっと…」とかなんとか言って一瞬割り込んで本を失敬すればいいだけの話ではあるんです。あるんですけど、なんだか自分が買う本を人に見られるのって恥ずかしいじゃないですか。だから売り場全体を物色してるフリをしながらいったんスルーするわけですよ。一応通り抜けるときに横目でチラ見して、目的の本がちゃんとあるかどうか確認しつつ。で、大して興味もない他の棚を眺めて時間を潰し、よーしそろそろいいかな〜って元の棚のとこに戻るとまだいるんですよね、さっきの人が。くっそ、いつまで見とるんじゃい!とか身勝手に苛立ちながら、もう強行突破してやろうと意を決して近づいていくと、それを察してか単なる偶然か、先客の人がふらっと離れて行って、やったぜとほくほくな気分で目的の本を手に取りました、というところで「あ、そういえばあの新刊ってもう出てるんじゃないか」と思い当たって、その第二の本を探しに行くんですけど、するとまたいるんですよね、なぜかそこだけピンポイントに人が。なんなの、世界は僕の邪魔をするようにできてるの!? この人たちは僕に嫌がらせをする仕事でもしてるの!? だとか被害妄想を膨らませてしまって、しかし、いやいやいかんいかん、こんなことでストレスを溜めては…広大な宇宙に比べたら些細なことじゃないか…と銀河の深みと輝きを想像して心を落ち着かせるんですけど目の前の現実は変わらないのでまたも焦れったい思いをしながら別の棚をうろつく羽目になるという、そういうことがよくあるんですよ。

……

……

…あ、すみません、それだけです…

おわり