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脂肪肝ですね

健康診断がある。僕はこれまでの人生でこれといって再検査を命じられたこともないので気楽に考えているが、そろそろ何らかの欠陥が出始めてもおかしくない歳だと周りの人が脅してくるのである。こないだ先輩からも「個人年金に入った方がいい」「医療保険に入った方がいい」と勧められ、なるほどそのとおりだと納得した気持ちは今も変わらないつもりなのだが、どうにも時間がないという理由でその後放置しているので、心の底では本気で検討してはいないのかもしれない。そうやって自分とは無縁だと思い込んでいたものがある日突然牙を剥くのだ。そのとき僕は、ようやく焦り始めることだろう。わかっているのにそれでもまだ楽観視している。人間とは罪な生き物である。

ちなみにこれまで検査的なものを受けて一番医者からヤバい反応をされたのは、泌尿器科にかかったときのレントゲンだかエコーだかで脂肪肝だと言われたことで、当時まだ20代前半だったが「その若さで脂肪肝はねーよ」みたいなことを先生から散々言われ、僕は脂肪肝が何かよくわかっていないにもかかわらず、その先生のリアクションを見てとりあえず摂生した方がよさそうだなと思ったものである。念のため断っておくと、泌尿器科に行ったのは遊んで感染したわけでは断じてなく、ただの膀胱炎。ただの膀胱炎なのに、レントゲン、エコー、点滴、血液検査、栄養剤注射等々のフルコースを堪能したあげく「君皮膚弱いねえ、蕁麻疹とかできそう」との診断によって蕁麻疹用の塗り薬も一緒に処方されたばかりか「最近アタマ痒くない?」だとかの謎の気遣いによりヘンなシャンプーまで買わされそうになり、そこでようやく「これヤバいやつだ」と気づいた僕は、なんとかシャンプーだけはお断り申し上げ退散したのである。当時僕は、頼まれると断れないこの上なくお人好しな男であった。今ならば、ここ幾年かで会得した相手の気を害さぬようにぬるりと回避する処世術で最小限の診察だけ受けることだろう。結局面と向かっては立ち向かわないのかよ。

ところで脂肪肝をなんとかした方が良いという指摘自体は適切であったらしく、後日他の場所でレントゲンかエコーを撮ったときにも同じ指摘を受けた。そうやって考えてみると、あの先生はもしかしたら完全なる善意によりシャンプーを売ろうとしたのかもしれなかったが、今となっては知る由もない。で、これはいかんと思った僕は、当時別の理由でもダイエットを考えていたこともあり、頑張って有酸素運動と減量に励んだ結果、脂肪肝を改善したのである。えらい。

もっとも、最近かなり運動不足なので再びどうなっているかはわからない。そう考えるとなかなか心配な気がしてくるものである。脂肪肝。その響き自体がなんとなく恐ろしい。

おわり