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Medapani Blog

メダパニブログ

インドア王子

今朝コンビニに寄ったんですけど、店を出るときに傘立てに置いておいた傘を回収しようとしたら、なんと僕のとまったく同じ傘(無印良品のやつ)がもう一本刺さっていまして、一体どっちが本当の僕のものなのか見分けがつかず、結局「僕はコンビニの傘立てに傘を置くとき、比較的四隅のどこかに刺す習性がある」という論理に基づいて、隅っこに刺さっていた傘を持ってきました。が、なんだかしっくりこないのでもしかしたら取り違えたのかもしれません。なんだかこれまで苦楽を共にしてきた傘を裏切ってしまったような罪悪感に苛まれています。



本題ですが、『オオカミ少女と黒王子』の最終巻を読みました。最近本当に漫画を読む気にならなかったのですが、アニメ化する前からずっと読んでたシリーズだったので読みました。ちなみにこの漫画は実写映画版公開中の少女漫画で、僕は三十路前の男です。ずっと読んでたシリーズってお前…。

で、最終巻ですが、これで最後だからとばかりに佐田さんのデレが大盤振る舞いされていた印象です。佐田さんといえばこの漫画の魅力の大半を背負うお方ですが、僕が彼をリスペクトする理由はそのインドアっぷりにあります。まあ彼は顔もすごくカッコいいし、頭もいいし、運動神経もいいし、性格だってちょっと子供っぽかったり不器用だったりしますけど、それを魅力に変えてしまうくらいの男前なわけで、そんじょそこらのリアル男が霞んで消えてしまうほどのキャラクターなんですね。

ところがそのインドアっぷりときたら半端なくて、デートと称してDVDを借りて部屋で観ようとしたり、ヒロインの誕生日プレゼントをネットでポチったり、イベントごとをことごとく面倒くさがったりしてしまいます。反面ヒロインは佐田さんが大好きで、一緒に出かけたがったり何かにつけてイベントやお祝い事をしたがるので、佐田さんとしてはうんざりもしてしまうんですけど、それでも内心ではヒロインのことが大好きで何とかしてやりたいという気持ちもあるので、最終的には何だかんだちょっとだけデレてくれるわけです。

世のインドア系男子は、もうこの佐田さんの生き様に共感しまくりなこと間違いない。作者の方はどうしてこうもインドア野郎の心を把握しているのか。佐田さんは世のインドア系男子たちの理想体です。麗しい見目と類い稀な能力で、インドア系男子たちが普段考えていることを代弁してくださる。それが佐田さんなのです。

「外に出たがらないし、手も繋いでくれない…何考えてるのかわかんない…」そんなインドア系男子を彼氏に持つあなたは、ぜひこの『オオカミ少女と黒王子』から、インドア系男子とは何かを学んでください。彼らは決してあなたのことが嫌いなわけではないんです。ただ少し恥ずかしがり屋で、あなたのことや、あなたと自分の2人だけの関係を誰にも邪魔されず大切にしたいと思っているだけなのです。佐田さんがすべてを教えてくれるでしょう。

そして世のインドア系彼氏諸君もこの漫画を読んで、自分が普段からいかに彼女に迷惑をかけているか、寂しい思いをさせているのか、しかと学んでください。あなたのインドア派以外の部分が佐田さんのようにとびきり男前でない限り、彼女には少なからず我慢をさせているはずです。それをしかと自覚しましょう。

そんなわけで世のインドア系彼氏(彼女)を内包するカップルは『オオカミ少女と黒王子』を読みましょう。本編の方でも、巻が進むにつれて、佐田さんがヒロインのために照れくささを圧して気を利かせたり、逆にヒロインが佐田さんの嫌がりそうなことを理解して遠慮したりと、お互いの性格や個性を尊重し合って成長していきます。現実でも同じように関係を育むことができれば、今より平和な世の中がきっと訪れることでしょう。

おわり