Medapani Blog

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青春SFラブストーリー

仕事量はそこまで多くないはずなのに、この疲労感はどこから来ているのか。昨日も仕事が終わる頃には頭の中がごちゃついてよくわからない感じになっていて、どうやって帰宅したのかほとんど記憶にない。ぼんやり覚えているのは、自転車を押している体が自分のものではないかのような感覚である。わずかに理性を残したゾンビにでもなってしまった心地。はじめは体力的な問題なのかと思ったが、やはりどう考えても仕事量自体は多くないのである。体力でないとすると、精神的なものだろうか。仕事中のストレスが脳だか精神だかに負荷をかけているのだろうか。それならば思い当たる節は多い。

 

最近はブログを書いてもどこかしらネガティヴな内容になってしまう。半年前なんかはもっと健全で楽しいことを書いていたはずだと思って読み返してみたが、情緒が不安定だの将来が心配だのと、今と似たようなことを書いていた。

 

 小心者の話 - Medapani Blog

 

そんなものか。いやしかし、当時はネガティヴなことでもどこからしら茶化して書く余裕があったように思われる。ブログを書きはじめた当初「人が読んで楽しいものを心がけよう」と決めたはずだが、今はただの愚痴を書く場と化している気がする。よくない。これはわざわざネットに公開するようなものなのか、人様に読んでもらって何か意味があるものなのか。今もそう思いながら書いている。そう思いながらも書いてしまうのは、ストレスを少しでも解消したいからだろうか、頭の整理をしたいからだろうか。

 

こんなことを言うと「それでストレスとかお前舐めてるのか」と思われるかもしれないが、一応週休2日はある。この休みは僕にとってかなり貴重で、ここで心身が癒されているからこそ現状を保てているのだと思う。こないだは『君の名は。』を観に行ったが、気持ちの良い青春SFラブストーリーで面白かった。いくつか気になった点はあるが、それは批判というより僕の好みの問題な気がするので特に書かない。逆に良かった点といえば、心理描写とか人間関係とかをあまりセリフで説明しなかったところかと思う。情報をすべて出しきらずに上手いこと観客の想像力を刺激する形になっていた。その反面、舞台設定なんかに関する情報は説明くさいセリフややりとりがやたら多かったので、そこは少し残念だったと思う。あと、神木隆之介の声の演技がすごくよかった。演じ分けうますぎて少し笑いそうになった。

 

青春SFラブストーリーといえば『時をかける少女』という映画(アニメのほう)があるが、あれは僕の周りでも割と非オタに分類される人たちが好んでいる気がする。『君の名は。』も『時かけ』と性質的、客層的には似ていると思う。『君の名は。』の主人公とヒロインは美男美女で、言ってしまえばリア充カップルの話である。僕のような最近流行りの陰キャラからしてみれば、2次元フィクションでなければ絶対に感情移入できない奴らである。実際、劇場を見回してみても驚異のカップル率、リア充っぽい人率であった。彼らはきっと『時かけ』も好きであるに違いない。

 

ちなみにどうでもいい話だが、僕は昔『時かけ』がかなり苦手だった。ヒロインと男友達2人の三角関係という設定に謎の嫌悪感があり、彼ら自体にそもそもDQNくさいものを感じた。そして最終的にあのチャラい奴とくっつくのが気に入らなかった。あのチャラい奴は、僕の高校時代に当てはめてみれば、だらしなく制服を着崩して椅子にふんぞり返って座り、体育のときには運動が苦手なやつを罵倒しせせら笑い、女の子にセクハラをはたらいても許されるのは勿論むしろモテるという、そういう連中とダブってしまうのである。いや、作中の彼は見た目がアレなだけでそういうキャラではないということはわかっているのであるが、彼とヒロインがくっつくのをみたときに「あー女の子ってやっぱりチャラいのが好きなんですね…」との寂寥感を覚えたことは事実である。

 

そんな僕はその昔「『時かけ』おもしろいよねー」「チアキかっこいい」と話していた人たちに「この映画を好きだという人とは分かり合えない!オタの皮を被ったリア充め!!」と割り込んで白い目で見られたやばいやつである。誰も僕なんかと分かり合いたくもなかろう。あの頃は若かった。

 

おわり