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Medapani Blog

メダパニブログ

老い

最近「歳をとったな」と感じたことといえば、トイレで小用を足すために男性器を取り出そうとした際「よいしょっと」という声を無意識に出したことだ。僕は自分がおしっこをするためだけに掛け声を出したという事実に驚愕し、さらに、用を終えたあとどことなく息切れに近い状態にあることに気づいて戦慄した。高校生の頃、出先のトイレで小用便器の前に立っていた際、隣で用を足していた中年男性が苦しそうに喘ぎ声のようなものを上げていたことを思い出す。そのとき僕は、どうしてこんなに苦しそうにおしっこをするのだろう、という純粋な疑問を抱いたものだったが、歳を重ねた今うっすらとその理由がわかりはじめた。おしっこを捻り出すにも体力が必要で、その体力にすら困るほどの状態に今僕はあるのだ。

 

思えばロコツにお腹が出てきた。平常時のベルト穴が2つくらい広がった。前だけではなく横からも贅肉がはみ出てズボンに乗っている。先日行った散髪屋で鏡を見たときにもショックを受けた。顔がパンパン。どれもこれも運動不足がたたった結果である。春先には体重が5キロ減ったなどと喜んでいたが、そんな貯金はとっくに使い果たしてしまい、新たな借金をこさえてしまった。最近体重をはかってないが、自分の体のことは自分が一番よくわかっている。現状の僕は明らかに運動不足で明らかにデブである。おしっこを捻り出すのに掛け声を出し、息切れをするデブ野郎である。

 

 もう歳も歳だ。食べた分だけ確実に太っていく。ここ数年はそこそこ平均的な成人男性の体型を維持できていたが、少し気合いをいれなければ取り戻せそうにない。体調もあまり良くなくて、風邪っぽくてつらい。半年くらい前に大風邪をひいて高熱を出したばかりなのに。若かりし頃は熱など2〜3年に一度出すかどうかくらいのものだった。免疫力的なやつも確実に衰えているに違いない。このつらさから逃れるにはどうすればよいのかとドラッグストアを彷徨い、鼻の通りがよくなるシールなるものを見つけた。鼻筋に貼るだけでいいらしい。価格は1000円。僕はその商品に底知れぬ怪しさを感じ、売り場の前でしばし悩んだが、この鼻詰まりが解消されるのならばと1000円を差し出した。今そのシールを鼻筋に貼っているが、効果があるのかはよくわからない。よくわからない上、絆創膏みたいなそのシールは、鼻筋に貼ることにより、80年代の熱血アニメ主人公の少年みたいなやんちゃキッズな印象を生み出している。僕は男性器を取り出すのに掛け声を出し、おしっこをして息切れをするおっさんだ。絆創膏を鼻筋に貼って冒険するのは色んな意味で痛すぎる。

 

とりあえず規則正しいバランスの良い食生活を心がけたい。そうすれば少しは贅肉も落ちるだろうし、風邪もひきにくくなることだろう。若さとはいつまでも続くものではないのだ。甘えてはいけない。そう自分に言い聞かせながら、僕は仕事帰りに堅あげポテトはちみつバター味を買っていました。本当に無意識に買っていて自分が怖い。せめてこれを常に目の届くところに置き、今後誘惑と戦う足がかりとしよう。

 

おわり