Medapani Blog

メダパニブログ

無気力

部屋が汚い。すごく散らかっている。ここ二、三ヶ月くらい片付けをしていないし、パンパンに膨れ上がったゴミ袋がいくつも転がっている。最後に掃除機をかけたのもいつか分からない。「なぜこんな惨状に」と自問してみても、これといって明確な答えは見つからないのだが、とにかく無気力で何をする気にもならないことだけは確かである。少し前にもやたらと部屋を散らかしていた時期があったが、そのときはれっきとした理由に基づいて意図的に散らかしていた。当時、西村賢太の小説を何冊か読んだ僕は、その主人公の姿に大変な憧れを抱いた。退廃した部屋で刹那的な生活を送り、負の感情や反骨精神を糧とする彼の生き様は、まさにクズ界の星であった。僕も退廃的な部屋に住まねばと思った。その結果、酒の瓶を床に転がしてみたり、無造作に本を積み上げてみたりして、退廃した環境を空調の効いた実家内に構築するに至った。1日3食とライフラインはしっかり確保しつつ、ぬくぬくした退廃的ライフごっこを満喫したのである。まさにクズ界のクズ。

 

で、話を近況に戻す。思えば最近、朝起きてもまったく体を動かす気にならないし、出勤にしても出発時間のギリギリか、ちょっとオーバーしたくらいになってようやくノロノロと家を出られるくらい。はっきり言ってこんなことをブログに書いてもどうしようもないことはわかっているのだが、それでも書いてしまうのはおそらく他に吐き出せる場がごくごく限られているからに違いない。職場(バイト先と言った方が正しいが)の先輩も揃ってあてにならず、先日持ちかけた相談にしても、非人道的かつ殺人的なシフト(時給制)について「これはさすがに体が持ちませんよね」と訴えた僕に対し、先輩は「いっぱい稼げていいじゃん」などとんでもない答えを返してきた。何言ってんだこいつ。別口で相談した先輩にしても「チッ、俺より稼ぎやがって、殺すぞ」との不穏な言を吐きかけてくる始末。怖すぎ。まあもっとも、その先輩たちは、通退勤の電車に乗っている時間が休日代わりだとか言い出す連中なので、理解の範疇を超えているのである。意味不明。社畜ここに極まれり。おそらく怠惰を愛する僕の価値観とは一生相容れないと思う。

 

そうこうした日頃のストレスに精神を蝕まれ、僕は無気力になっているのである。擦りむいてジュクジュクしている傷口は少し触れただけでも痛むものだが、最近の僕の心も似たようなもので、ちょっとしたことでも過敏に刺激を察知し、多大なストレスになったりもする。たとえばコンビニで冷たいペットボトル飲料を買ったときに「シールで良いですか?」と聞いてくる店員さんがいるのだが、昨今のくそ寒い気温事情において、冷たいペットボトルを素手で持ち歩きたい人間がいると思っているのだろうか。そのままカバンに入れたって水滴で中のものが濡れてしまうし、どうしてシールで良いと思うのか甚だ疑問である。いや、そりゃエコとかコストのことを考えたらペットボトルひとつにビニール袋を用意するのは良くないことなのかもしれない。しかし、寒い寒い深夜2時頃、職場に隕石が降ってくることを切に願いながらトボトボ帰路につき、その途中でふらりとコンビニに寄る僕の心には、エコとかコストのことを考える余裕などないのである。ていうかそもそも気温一桁の深夜に何で冷たいペットボトル買ってるんだ僕もさ。

 

はあ、異世界に転生して無双したい。

 

おわり