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Medapani Blog

メダパニブログ

服とは何か

本日はちょっとした用事があり、昨日書いた通りのみすぼらしい服で街に行った。「街に行った」という表現自体がすでに田舎くさいのだが、事実田舎者の僕は、堂々と道を行くオシャレな人々に圧倒されっぱなしであった。服装に清潔感があると顔も良く見えてくる。街の人たちは皆、イケメンか美女であった。僕は道を歩くことが恥ずかしくなり、ショーウィンドウや鏡に自分の姿がチラチラ映るたび、劣等感を募らせた。背中を丸め、下を向いて歩いた。みんなあんなにスタイリッシュなのに、僕ときたら何だろう。着ているみすぼらしいシャツが、ただの薄汚い布のように感じた。僕は今、この布を一枚纏っているからギリギリ外を歩くことを許されているが、これを脱いで裸になってしまえば恐らくそれは犯罪なのだろうな、そう考えると、服というのは綺麗だろうが汚かろうが関係なくて、用は体を隠せていればいいはずなのに、なぜ僕はこんなに羞恥心を覚えてしまうのだろう、とか、そういうことを考えて気を紛らわせた。

 

そうしてようやく用事を終えた帰りの電車で、綺麗なドレスを着た何かのパーティー帰りらしき女性達が、少し騒ぎすぎて、ポロシャツ短パン姿のマッチョマンに注意されていた。僕はそれくらいで怒らなくていいのにと思いつつも、ポロシャツ短パン姿でドレス女子達に立ち向かった彼に敬意を持った。やはり服装は関係ないのだ。僕もマッチョになれば、ここ最近続くこの自信の無さを解消できるかもしれない。

 

おわり